青森県八戸市のYSアリーナ八戸で開催中の全日本スピードスケート距離別選手権は、観客も楽しめるよう、選手紹介や競技の合間に音楽や光を使った演出を取り入れている。日本スケート連盟が集客策として今季から初めて取り入れた趣向で、観客や選手からはおおむね好評のようだ。
大会2日目の26日。スタート直前、大型スクリーンに映し出された選手がDJ風にアナウンスされると、会場から大きな拍手が湧き起こった。選手がスタートすると、アップテンポなダンスミュージックが流れ、観客は解説者の実況を聞きながらレースを見守った。
競技の合間には会場が暗転、カラフルなライトがリンクを彩る。サインボールなどを客席に投げ込むイベントもある。
同連盟によると、競技が盛んなオランダでの演出にならった。選手会からも、国内競技にも取り入れるべきだ-との意見が出ていた。同アリーナは光量調整がしやすい発光ダイオード(LED)ライトの照明ということもあって、うってつけだった。
海外の大会を観戦したことがある群馬県の女性(30)は「国内大会でこういう演出は見たことがない」と興味津々。小平奈緒選手も「オランダの会場に引けを取らない盛り上がりだった」と高評価だった。
一方、競技経験がある八戸市の会社員小笠原寿美さん(44)は演出自体は評価しながら「コンマ数秒を争う選手たちはやりづらいのでは」。選手の一人は「選手紹介の音が大きくて集中しにくかった」と打ち明けた。
日本連盟の濱谷公宏事務局長はテスト的な側面もあるとし「いろいろな反応を取り入れて競技を盛り上げていきたい」と話した。
大会2日目の26日。スタート直前、大型スクリーンに映し出された選手がDJ風にアナウンスされると、会場から大きな拍手が湧き起こった。選手がスタートすると、アップテンポなダンスミュージックが流れ、観客は解説者の実況を聞きながらレースを見守った。
競技の合間には会場が暗転、カラフルなライトがリンクを彩る。サインボールなどを客席に投げ込むイベントもある。
同連盟によると、競技が盛んなオランダでの演出にならった。選手会からも、国内競技にも取り入れるべきだ-との意見が出ていた。同アリーナは光量調整がしやすい発光ダイオード(LED)ライトの照明ということもあって、うってつけだった。
海外の大会を観戦したことがある群馬県の女性(30)は「国内大会でこういう演出は見たことがない」と興味津々。小平奈緒選手も「オランダの会場に引けを取らない盛り上がりだった」と高評価だった。
一方、競技経験がある八戸市の会社員小笠原寿美さん(44)は演出自体は評価しながら「コンマ数秒を争う選手たちはやりづらいのでは」。選手の一人は「選手紹介の音が大きくて集中しにくかった」と打ち明けた。
日本連盟の濱谷公宏事務局長はテスト的な側面もあるとし「いろいろな反応を取り入れて競技を盛り上げていきたい」と話した。