青森県内10市の祭りや食などの魅力を一堂に集めた「あおもり10市(とし)大祭典」(主催・県都市共同観光振興特別対策事業実行委員会)が21日から2日間の日程で、つがる市のイオンモールつがる柏駐車場で始まった。お祭りパレードでは、10市の山車や踊りが華やかに競演、市内外から訪れた大勢の観客を楽しませた。

 10市大祭典は東日本大震災からの復興PR、青森県の観光振興を目的に2012年から県内各市を回って行われており今年で8回目。

 オープニングセレモニーでは、県市長会の小野寺晃彦会長(青森市長)のあいさつに続き、つがる市の福島弘芳市長が「2日間、10市の魅力を十分堪能してください」と歓迎した。

 午後5時から始まった祭りパレードでは、つがる市の馬ねぶたを先頭に、10市の勇壮な山車やあでやかな流し踊りなどが次々と登場。青森ねぶたの「ラッセラー」や五所川原立佞武多(たちねぷた)の「ヤッテマレ」などの大きな掛け声が響いた。最後に新田火まつりが行われ、馬ねぶたに次々と火が放たれると、燃え上がる炎が夜空を赤々と焦がし、まつりは最高潮に達した。

 会場には、10市のご当地グルメや観光PRのブースがずらりと並んだほか、祭りばやしなどを披露するステージ前にも多くの観光客が詰め掛けた。

つがる市に初めて登場した八戸三社大祭の山車=21日午後6時45分ごろ

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