「令和」祝う山車続々 八戸三社大祭31日前夜祭

仕上げの作業に追われる青山会山車組のメンバー=29日午後7時半ごろ

 国の重要無形民俗文化財・八戸三社大祭は31日、前夜祭で開幕する。今年出陣する27台の山車の中には、平成から令和へと元号が変わったことをテーマにした山車も多く登場する。制作者らは「たくさんの人たちに新時代の幕開けにふさわしい山車を見せたい」と仕上げ作業に追われている。

 「令和元年山車絵巻『神代三剣(かみよさんけん)』」の題で出陣するのは青山会山車組。日本の神話時代から伝わるとされる草薙剣(くさなぎのつるぎ)、布都(ふつの)御魂(みたま)、天羽々斬(あめのはばきり)の三剣の名場面を表現している。正面には、草薙剣を含む三種の神器を天皇が受け継ぐ儀式「剣璽(けんじ)等承継の儀」が描かれている。

 同組は今年、山車小屋を移転。小屋の引っ越し作業に追われ、山車制作に取り掛かるのが遅れたというが、制作責任者の吉田匡克さん(32)は「何とか山車を出せるところまでこぎ着けられてよかった」とほっとした様子。「山車小屋も元年ということで、令和をテーマにした。祭りを楽しむという原点に返って盛り上げたい」と力を込めた。

 新井田附祭振興会は「平和祈念 令和『即位の礼』」の題で臨む。天皇、皇后を主役に配置し、新しい時代を祝う。制作責任者の岡豊照さん(31)は「今までにないテーマで難しい部分もあったが、今年ならではのものに挑戦した」と意気込んだ。

 3、4日には「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の関連団体で組織する「全国山・鉾・屋台保存連合会」の大会が八戸市で初めて開催される。八戸三社大祭の山車行事は、2016年に「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録された。関係者ら約400人が八戸を訪れ、同祭りを視察するほか総会が開かれる。


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