八商生がカラフル南部せんべい試作しPR

カラフル南部せんべい。右上から時計回りに、菊、イチゴ、ブルーベリーせんべい

 青森県八戸市の八戸商業高校の生徒がフルーツなどを使ったカラフルな南部せんべいを試作し23日、市内せんべい店関係者にお披露目した。南部せんべいを全国発信するのが狙いで、SNS(会員制交流サイト)などを活用してPRする方針。

 試作したのは、同校3年生の研究グループ(大下美羽代表)で、課題研究の授業の一環として取り組んでいる。八戸市発祥の南部せんべいを多くの人に広めるとともに見た目をカラフルにすることで若年層にも関心を持ってもらうのが目的。

 試作したせんべいは、ブルーベリーやイチゴ、菊を使った3種類。生地のほか表面にもフルーツをのせており、彩り豊かなせんべいが出来上がった。

 生徒は試作するに当たり、県内の商業高校生約500人に南部せんべいに関するアンケートを実施。南部せんべいの印象で「見た目が地味」という回答が多かったのを受けて、インスタ映えするせんべいづくりに挑戦した。

 カラフルせんべいは23日、八戸商工会館で開かれた、せんべい店と八戸商工会議所による南部せんべいのブランド化に向けた意見交換会でお披露目。大下さんは「カラフル南部せんべいの商品化に向けて活動していきたい」と意気込みを語った。試食したせんべい店関係者は「若い人をターゲットにしているのがうれしい」「斬新でかわいい」などと感想を述べた。

カラフルせんべいについて説明する八戸商生徒

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