バッファロー・牧社長、若手作家の作品6点寄贈 八戸市美術館で展示

寄贈された桝本佳子さんの陶芸作品と牧社長(右)、市美術館の佐藤慎也館長(左)

 パソコン周辺機器の開発・製造・販売などを行う「バッファロー」(東京)の牧寛之社長が22日、青森県ゆかりの若手作家の美術作品6点を八戸市に寄贈した。市美術館で開催されている「コレクションラボ013 ここにある理由 新収蔵作品展」(7月20日まで、観覧無料)で鑑賞できる。

 寄贈されたのは、滋賀県の陶芸家・桝本佳子さんの「イカ/壺」など陶芸作品3点と、おいらせ町の画家・三村紗瑛子さんの「まだ残る光」など油彩画3点。いずれも昨年1~2月、東京・表参道で開催された「Made in 青森 -自然と歴史の交差点」に出品された。桝本さんは、2021年の市美術館の開館記念企画展にも出品している。

 牧社長は公立美術館への作品の寄贈や、キュレーターの海外派遣などの支援活動を展開している。22日、市美術館で感謝状贈呈式が行われ、熊谷雄一市長から感謝状を受け取った。

 牧社長は取材に「『Made in 青森』展は活況で、想定の3倍以上の人が来場。今年4月のドイツ・デュッセルドルフでの展覧会も好評で、地域ゆかりのアーティストが世界で通用することが示された」と説明。「八戸に作品を奉納する気持ちで寄贈した。凱旋(がいせん)の形で市民にご覧いただければ無上の喜び」と語った。

 八戸市美術館は、現在活躍していたり、今後に期待される若手作家の作品を収蔵する機会が、従来は十分ではなかったという。大澤苑美学芸員は「未来の財産となるような地元作家や美術館ゆかりの作品をしっかり収集し、伝えていくという方針が、今回の寄贈により一歩、前進した」と話した。

寄贈された三村紗瑛子さんの作品

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