「台湾のランタン」県庁の前ねぶたで登場

8月2、3日に県庁ねぶたの前ねぶたとして運行される台湾のランタン(台湾観光局提供)

 今年2月に台湾で開催された「ランタンフェスティバル」のランタンが8月2、3の両日、青森県庁ねぶたの前ねぶたとして青森ねぶた祭に登場する。県の担当者は「台湾に興味を持ってもらい、新たに就航する台湾との定期便の利用促進につながれば」と期待を寄せている。

 前ねぶたとして運行されるランタンは、西遊記の猪八戒(ちょはっかい)をモチーフにつくられたもの。猪八戒が天界で「天蓬元帥(てんぽうげんすい)」という官職に就き、天の川の管理や水軍の指揮をしていたころのりりしい姿を描いている。大きさは幅2.4メートル、奥行き1.4メートル、高さ3メートル。

 今年1月ごろ、ランタンをねぶた祭で運行させたい-と台湾観光局から相談を受けた県が、県庁ねぶたの前ねぶたとして登場させることを提案した。これまで、ねぶたがランタンフェスティバルに出展したことはあるが、ランタンがねぶた祭に参加するのは初めてという。

 ランタンを運行させる台湾観光局台湾観光協会東京事務所は「今年の干支(えと)である『亥(い)』は、台湾ではイノシシではなくブタを指し、幸運の動物として愛されている。青森との定期便就航を祝福するとともに、青森の皆さんが台湾に来るきっかけになれば」としている。

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