来月本番、かまくら作りスタート 横手市で職人が始動、約60基制作へ

かまくら作りに励む職人たち
 来月行われる秋田県横手市の小正月行事「かまくら」に向け、市観光協会認定の職人によるかまくら作りが13日、横手公園で始まった。本番までに市内各地に計約60基を設置する。

 同日、公園内に作業拠点となる詰め所を開設した。午前8時15分ごろに開所式が開かれ、市観光協会の高橋淳会長と高橋大市長が職人を激励。職人らが「頑張ろう」のかけ声で拳を突き上げ、行事の成功を祈った。

 行事は毎年2月15、16日に行われてきたが、運営に携わる市民の負担減や集客安定を目的に、今年から2029年までの4年間、2月の第2金曜、土曜に日程を変更。今年は13、14日に行う。職人を束ねる親方の北嶋勝雄さん(78)=横手市金沢=は「昨年の万博出展や日程変更もあり、たくさんの人が来てくれるだろう。雪は冷たいが、横手の人の心の温かさを感じてもらえる行事になればいい」と期待した。

 今年は新人3人を含む19人の職人がかまくら作りに携わる。新たに加わった同市雄物川町の由利大輔さん(43)は「形のきれいさにこだわるのはもちろん、しっかり雪を固めて安全に楽しんでもらえるよう気をつけたい。横手のかまくら文化をたくさんの人に知ってもらえたらうれしい」と話した。

 かまくらは高さ約3メートル、直径約3・5メートル。1基当たり20~30トンの雪を使う。この日は湿った雪が降る中、職人たちが4、5人の班に分かれて重機で積み上げた雪をスコップや足で押し固め、形を整えていった。かまくら作りは今後、市役所本庁舎や二葉町の周辺などで行われるほか、市外で制作する「出前かまくら」にも職人を派遣する。

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