メバル新メニュー、冬はちゃんこ/中泊で試作

開発中の中泊メバルちゃんこ鍋(仮称)を試食するヒロ中田さん(左)

 来町者が減少する冬に観光客を呼び込もうと青森県中泊町の中泊メバル料理推進協議会(中畑哲也会長)が冬期間限定で提供する新・ご当地グルメの開発を進めている。同町が宝富士、阿武咲の関取を輩出した相撲どころであることにちなんだ新メニューは「中泊メバルちゃんこ鍋(仮称)」。相撲に関連づけた9種類の具材を自分好みに煮込むボリューム満点の逸品だ。

 「ちゃんこ鍋」は、土俵に見立てた台の上に並べた九つの升に同町名産のメバルのほか、「四股」を連想させる「コシの強いうどん」、「粘り腰」にちなんだ「ナガイモ」など相撲に関連づけた具材が入っている。客はコンロにのった鍋で「一人鍋」を堪能し、最後はおにぎりをスープに投入して雑炊を楽しむことができる。

 11月10日から町内3店舗が、シジミやメバルなどでだしを取った「しょうゆ」「塩」「みそ」のそれぞれ異なった味のスープを用意し、1800円(税込み)で提供する予定だ。

 同町の日本海漁火(いさりび)センターで9日、会議が開かれ、メニュー開発を指導するヒロ中田さん(リクルートライフスタイルエグゼクティブプロデューサー)が試作品を試食した。

 ヒロ中田さんは「まだ完成まで半分くらいのところだが、完成度の高い相撲グルメができると思う。非常に楽しみ」と語った。

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