
青森県三沢市出身のイラストレーターで紙版画作家の坂本千明さん(54)=東京在住=の絵本「ぼくはいしころ」の原画展が27日に市公会堂で始まった。来場した坂本さんは取材に、「約7年前、おいらせ町の実家に来た時に出会った猫がモデル。ほぼ実体験に基づいている」と語った。
「ぼくはいしころ」は、声を出さず、街にひとり生きていた猫が人間と出会うまでの作品。坂本さんが出会った猫も何一つ声を出さず「保護して家に入れた後、初めて声を聞き『鳴くことができる猫なんだ』と驚いた」。作品は、その時の猫の気持ちに思いを巡らせて描いたという。
猫はその後、絵本作家の高橋和枝さんの里子に。家族の一員になるまでの様子が高橋さんの絵本「うちのねこ」に描かれている。
27日は市立図書館職員による読み聞かせが行われ、約30人の来場者が猫目線で描かれた物語に聞き入った。坂本さんのサイン会も開かれた。母親と訪れた駒場聡子さん(八戸市)は「坂本さんの作品は猫が思っているだろうことがドンピシャで描かれていて、ぐっとくる」と話していた。
原画展は市公会堂主催で10月5日まで。入場無料。
「ぼくはいしころ」は、声を出さず、街にひとり生きていた猫が人間と出会うまでの作品。坂本さんが出会った猫も何一つ声を出さず「保護して家に入れた後、初めて声を聞き『鳴くことができる猫なんだ』と驚いた」。作品は、その時の猫の気持ちに思いを巡らせて描いたという。
猫はその後、絵本作家の高橋和枝さんの里子に。家族の一員になるまでの様子が高橋さんの絵本「うちのねこ」に描かれている。
27日は市立図書館職員による読み聞かせが行われ、約30人の来場者が猫目線で描かれた物語に聞き入った。坂本さんのサイン会も開かれた。母親と訪れた駒場聡子さん(八戸市)は「坂本さんの作品は猫が思っているだろうことがドンピシャで描かれていて、ぐっとくる」と話していた。
原画展は市公会堂主催で10月5日まで。入場無料。
