
青森県大間町の大間崎近くの漁港から漁船に乗って弁天島を約30分で一巡りする遊覧事業が22日、スタートした。主催する地元有志による「大間埼灯台利活用コンソーシアム」は「日本一おもしろい灯台クルージング」と売り込んでいる。10月26日までの金、土、日曜に運航する。
コンソーシアムは弁天島に立つ大間埼灯台を観光資源として利活用するため、昨年発足。日本財団「海と灯台プロジェクト」の助成を受け「突端フェス」や商品開発も併せて検討した中で、クルージングが事業として最も見込みがあるとして今年本格化させた。
1921(大正10)年に点灯を始めた大間埼灯台は高さ約25メートル。白黒のツートンカラーが特徴的で98年に海上保安庁の「日本の灯台50選」に選ばれた。
弁天島は本州最北の大間崎からわずか600メートル北の津軽海峡にある。一見泳いで渡れそうだが岩礁が取り囲み潮の流れが速い。ベテラン漁師でなければ近づけない海の難所というハンディを逆手に取り、激しいうねりや豊かな自然、漁船ならでは、つくりものでないリアルスプラッシュを体感できる大間ならではのクルージングとして企画した。
この日のメディア向けクルージングではコンソーシアムメンバーの島康子さんが、島内に海や船の守護神・弁天様を祭る弁天神社本殿があり古くから信仰を集めていることなどを解説した。素人目に穏やかな海も「ゴジラ岩」と呼ばれる弁天島南の岩礁付近は白波が立つ激しさ。クルージング船の「春漁丸」(4.8トン)の傳法範隆船長は「きょうは潮が速く、(船を)止めると流されてしまうので、そのまま進んだ」と操船の難しさを語った。
島さんは「人気のコンテンツになり、『大間崎に来たら弁天島クルーズを味わうぜ』といった定番のコンテンツになれば」と話した。
完全予約制。問い合わせは電話0175-37-5073へ。
コンソーシアムは弁天島に立つ大間埼灯台を観光資源として利活用するため、昨年発足。日本財団「海と灯台プロジェクト」の助成を受け「突端フェス」や商品開発も併せて検討した中で、クルージングが事業として最も見込みがあるとして今年本格化させた。
1921(大正10)年に点灯を始めた大間埼灯台は高さ約25メートル。白黒のツートンカラーが特徴的で98年に海上保安庁の「日本の灯台50選」に選ばれた。
弁天島は本州最北の大間崎からわずか600メートル北の津軽海峡にある。一見泳いで渡れそうだが岩礁が取り囲み潮の流れが速い。ベテラン漁師でなければ近づけない海の難所というハンディを逆手に取り、激しいうねりや豊かな自然、漁船ならでは、つくりものでないリアルスプラッシュを体感できる大間ならではのクルージングとして企画した。
この日のメディア向けクルージングではコンソーシアムメンバーの島康子さんが、島内に海や船の守護神・弁天様を祭る弁天神社本殿があり古くから信仰を集めていることなどを解説した。素人目に穏やかな海も「ゴジラ岩」と呼ばれる弁天島南の岩礁付近は白波が立つ激しさ。クルージング船の「春漁丸」(4.8トン)の傳法範隆船長は「きょうは潮が速く、(船を)止めると流されてしまうので、そのまま進んだ」と操船の難しさを語った。
島さんは「人気のコンテンツになり、『大間崎に来たら弁天島クルーズを味わうぜ』といった定番のコンテンツになれば」と話した。
完全予約制。問い合わせは電話0175-37-5073へ。


