
青森県弘前市の弘前れんが倉庫美術館で4日、開館5周年記念展「ニュー・ユートピア-わたしたちがつくる新しい生態系」が始まった。弘前市出身の美術家・奈良美智さんの新作や、川内理香子さん、佐藤朋子さんら注目の女性作家たちの作品など100点余りが並ぶ。1期展示は7月7日まで、2期は同11日から11月16日まで。
同美術館は酒造工場として建てられた約100年前の煉瓦(れんが)倉庫を改修し、2020年に開館した。
記念展では土器やこぎん刺しを用いた作品のほか、インスタレーションなどを展示。未来を占う若いアーティストたちの作品と、津軽地方の人間の営みに連なる作品を織り交ぜ、自分たちが生きる社会について考えてもらうことが狙い。
奈良さんの新作「Girl from the North Country」は落ち着いた色の絵の具が重なり、奥行きの感じられる温かな作品になっている。
川内さんは刺しゅう作品の大型新作を展示。佐藤さんは津軽の歴史や自然、信仰を基にしたレクチャー形式の作品を発表した。
木村絵理子館長は「5年間の活動をもう一度お披露目する再出発のための展覧会。美術館がこれから100年続き、市民のプライドの置き場となっていけたら」と話した。
同美術館は酒造工場として建てられた約100年前の煉瓦(れんが)倉庫を改修し、2020年に開館した。
記念展では土器やこぎん刺しを用いた作品のほか、インスタレーションなどを展示。未来を占う若いアーティストたちの作品と、津軽地方の人間の営みに連なる作品を織り交ぜ、自分たちが生きる社会について考えてもらうことが狙い。
奈良さんの新作「Girl from the North Country」は落ち着いた色の絵の具が重なり、奥行きの感じられる温かな作品になっている。
川内さんは刺しゅう作品の大型新作を展示。佐藤さんは津軽の歴史や自然、信仰を基にしたレクチャー形式の作品を発表した。
木村絵理子館長は「5年間の活動をもう一度お披露目する再出発のための展覧会。美術館がこれから100年続き、市民のプライドの置き場となっていけたら」と話した。