GOMAさん 下北初の個展・むつ川内

「やっと下北で作品を見せられてうれしい」と話すGOMAさん=22日、むつ市海と森ふれあい体験館

 青森県平川市在住のアーティスト・GOMAさんの個展「GOMA展 KAWAUCHI」が22日、むつ市川内町の市海と森ふれあい体験館で始まった。GOMAさんの個展が下北地方で開かれるのは初めて。11月24日まで。

 川内地区が陸奥湾に面していることから、海にちなんだ作品など40点が並ぶ。「TURTLE(タートル)」は、ウミガメの剥製の甲羅に色鮮やかな模様を描いた作品で、今回の個展に合わせて制作した。GOMAさんは「ワシントン条約による取引の規制でごみとなってしまう剥製に再び命を入れて、皆さんに見てもらいたかった」と語る。

 「RYUGU(りゅうぐう)」は、ウミガメがむつの海から竜宮城へと泳いでいくファンタジーの世界をイメージ。今月中旬に同市で開かれたイベント「MGF」で、来場者の前で絵を作り上げていくライブアートを行い、完成させた作品だ。体験館にある展望台の窓には、景色と重なり合うように海の生き物や花を描いた。GOMAさんは「海が目の前にある静かな空間で、作品をじっくり楽しんでほしい」と話した。

 個展は、川内地区の活性化につなげようとNPO法人シェルフォレスト川内が主催。入場料は300円(未就学児は無料)。

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