協力隊主催 12日「つながるフェス」/青森

12日開催の「青森つながるフェスティバル」をPRする青森市地域おこし協力隊の髙木さん

 青森市地域おこし協力隊の髙木将さん(30)が12日、青森県内各地の仲間の隊員らが培った人脈を生かし、グルメや物販などを通じて地域の魅力を発信する「青森つながるフェスティバル」を同市の青森駅前公園で初めて開催する。インバウンド(訪日客)の来訪も見込んだイベントで「地域の関係人口や経済活性化につながってほしい」と本番当日を待ちわびている。

 髙木さんは相模原市出身。旅行会社勤務を経て昨年12月に隊員となり、青森市の経営相談窓口「あおもりスタートアップセンター」で業務に当たっている。隊員として活動を重ねる中、地域や人の魅力に触れ、今回のイベント開催へと思い至った。

 イベントでは青森、蓬田、外ケ浜、十和田、おいらせ、鶴田、藤崎、田子の8市町村から、計21ブースが登場予定。地域の情報PRに加え、特産品、ご当地グルメ、クラフト品販売などを行う。各地の隊員のネットワークを生かして事業者を集めたほか、元隊員が出店するブースもある。

 髙木さんは「イベント前日は台湾から青森空港へのチャーター便があり、当日はクルーズ船の寄港もある。地元の人はもちろん、国内外の観光客にも、青森市にいながらにして県内各地のことを知ってもらう機会にしたい」と笑顔を見せる。

 蓬田村地域おこし協力隊インターンとして同村社会福祉協議会での活動経験があり、今回の運営に携わる新田千絵さん(42)=青森市=は「出店者の中には蓬田村連合婦人会もあり、多世代が楽しめるイベントになれば」と期待を込めた。

 当日の開催時間は午前11時~午後4時。イベントに関する問い合わせは、あおもりスタートアップセンター(電話017-763-0037)へ。

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