
青森県大間町で漁業の安全と大漁を祈願する祭り「天妃様(てんぴさま)行列」が海の日の15日に行われるのを前に、天妃様信仰の総本山がある台湾・北港朝天宮の関係者が14日、天妃様の像が合祀(ごうし)されている大間稲荷神社を訪れた。祭りに登場する人形の髪飾りや衣装の修復・新調作業を行った。
天妃様は中国、台湾などで広く信仰され、大間では1696(元禄9)年、地元の名士が水戸藩から「天妃媽祖(まそ)大権現」を遷座したのが始まりとされる。現在の像は、遷座300周年に当たる1996年、北港朝天宮から分霊された。
町観光協会や町商工会青年部などでつくる交流団は3月中旬、天妃様像と共に北港朝天宮へ初めて「里帰り」し、関係者の盛大な歓迎を受けたことから今回の大間訪問につながった。
14日は午前9時過ぎに関係者約15人が大間稲荷神社に到着。行列に登場する人形たちの新しい衣装などを台湾から持ってきており、天妃様により改心したとされる赤鬼「千里眼」などの装飾品を手作業で修復。青年部の担当者に作業手順の指導も行った。同協会の大見義紀会長は「天妃様行列で台湾との文化交流をさらに深めたい。手厚いおもてなしに、友情を感じずにはいられない」と語った。
15日は午前11時半ごろから町中心部で天妃様行列を行う予定。北港朝天宮の関係者約50人も参加する。
天妃様は中国、台湾などで広く信仰され、大間では1696(元禄9)年、地元の名士が水戸藩から「天妃媽祖(まそ)大権現」を遷座したのが始まりとされる。現在の像は、遷座300周年に当たる1996年、北港朝天宮から分霊された。
町観光協会や町商工会青年部などでつくる交流団は3月中旬、天妃様像と共に北港朝天宮へ初めて「里帰り」し、関係者の盛大な歓迎を受けたことから今回の大間訪問につながった。
14日は午前9時過ぎに関係者約15人が大間稲荷神社に到着。行列に登場する人形たちの新しい衣装などを台湾から持ってきており、天妃様により改心したとされる赤鬼「千里眼」などの装飾品を手作業で修復。青年部の担当者に作業手順の指導も行った。同協会の大見義紀会長は「天妃様行列で台湾との文化交流をさらに深めたい。手厚いおもてなしに、友情を感じずにはいられない」と語った。
15日は午前11時半ごろから町中心部で天妃様行列を行う予定。北港朝天宮の関係者約50人も参加する。