強風によろめきながら大間町へ。「大間のまぐろ」と「陸(おか)マグロ 大間牛」と書かれたのぼり旗が激しくはためく店舗に到着。市場に出回ることがない希少な黒毛和種の大間牛(愛称「陸マグロ」)を求めて、生産から販売まで一貫経営に取り組む「KANEHO」の南隼人社長(42)を訪ねます。
撮影用に盛り付けをお願いしたのは陸マグロのローストビーフ。「うちは(うま味成分の)オレイン酸を追求した自家配合の飼料にこだわっていて、モモ肉にもサシが多く入っているのが特長です。津軽海峡の潮風でミネラル分をたっぷり含んだ牧草地で約30カ月、愛情込めて育てています」
漁師一家に生まれ、父と兄は海のマグロを追う。南社長は船酔いがどうにもならず、町営牧場の臨時職員に。2005年からは繁殖2頭で直営牧場を始め、肥育は現在3年目。今年4月には念願の直売店舗をオープンさせ、取引先や全国の産地直送通販サイトでも着々と顧客を増やしている。
自身が手塩にかけて育てた大間牛は、販売する前に必ず全て生食で味を確かめると言い、「赤身と脂のバランスが良く、毎回うまいと思って出しています」。毎月29日は全商品2割引きで、200人が詰め掛けたことも。最北端の陸マグロに風が吹いている。
■問い合わせは電話090-3227-2546(最新情報はインスタグラムで)
【野﨑尚文町長から】年間出荷わずか5頭ほどの希少価値
大間町は海の恵み「大間まぐろ」で有名ですが、陸の恵み「陸まぐろ(大間牛)」も自慢です。本州最北端の津軽海峡から吹き付ける強い潮風を浴びた滋養豊富な牧草地で放牧し、北国の冷涼な気候とのびのびとした環境でおいしく育つ大間牛。市場への出荷頭数が年間わずか5頭ほどと極めて少なく、ほとんど出回らないため希少価値が高い黒毛和牛です。そんな大間牛は、町内イベントの「春まつり」や「大間町産業祭」で特別価格での販売もしています。
焼き肉、すき焼き、ハンバーグやメンチカツ、ローストビーフなど、いろいろな料理でぜひご堪能ください。
【こちらもチェック】大間マグロ15年連続一番なるか
黒いダイヤと呼ばれるクロマグロ(通称・本マグロ)。中でも全国ブランドの「大間まぐろ」は2025年東京・豊洲市場の初競りで2億700万で競り落とされ、旧築地市場時代から14年連続で大間産マグロが最高値となっている。記録が残る1999年以降、歴代1位は2019年の3億3360万円。
大間漁港が最も活気づく年末年始。新年の初競りも大間産マグロが一番を取るために、地元漁師が大物を狙っている。
撮影用に盛り付けをお願いしたのは陸マグロのローストビーフ。「うちは(うま味成分の)オレイン酸を追求した自家配合の飼料にこだわっていて、モモ肉にもサシが多く入っているのが特長です。津軽海峡の潮風でミネラル分をたっぷり含んだ牧草地で約30カ月、愛情込めて育てています」
漁師一家に生まれ、父と兄は海のマグロを追う。南社長は船酔いがどうにもならず、町営牧場の臨時職員に。2005年からは繁殖2頭で直営牧場を始め、肥育は現在3年目。今年4月には念願の直売店舗をオープンさせ、取引先や全国の産地直送通販サイトでも着々と顧客を増やしている。
自身が手塩にかけて育てた大間牛は、販売する前に必ず全て生食で味を確かめると言い、「赤身と脂のバランスが良く、毎回うまいと思って出しています」。毎月29日は全商品2割引きで、200人が詰め掛けたことも。最北端の陸マグロに風が吹いている。
■問い合わせは電話090-3227-2546(最新情報はインスタグラムで)
【野﨑尚文町長から】年間出荷わずか5頭ほどの希少価値
大間町は海の恵み「大間まぐろ」で有名ですが、陸の恵み「陸まぐろ(大間牛)」も自慢です。本州最北端の津軽海峡から吹き付ける強い潮風を浴びた滋養豊富な牧草地で放牧し、北国の冷涼な気候とのびのびとした環境でおいしく育つ大間牛。市場への出荷頭数が年間わずか5頭ほどと極めて少なく、ほとんど出回らないため希少価値が高い黒毛和牛です。そんな大間牛は、町内イベントの「春まつり」や「大間町産業祭」で特別価格での販売もしています。
焼き肉、すき焼き、ハンバーグやメンチカツ、ローストビーフなど、いろいろな料理でぜひご堪能ください。
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黒いダイヤと呼ばれるクロマグロ(通称・本マグロ)。中でも全国ブランドの「大間まぐろ」は2025年東京・豊洲市場の初競りで2億700万で競り落とされ、旧築地市場時代から14年連続で大間産マグロが最高値となっている。記録が残る1999年以降、歴代1位は2019年の3億3360万円。
大間漁港が最も活気づく年末年始。新年の初競りも大間産マグロが一番を取るために、地元漁師が大物を狙っている。