9月に青森市の県立美術館で上演する太宰治生誕110年記念演劇「津軽」の記者発表が20日、同館アレコホールで行われ、太宰役の俳優新井和之さん、ヒロインの女優川上麻衣子さん、脚本、演出を務める同館舞台芸術総監督の長谷川孝治さんらが節目の年を飾る舞台への意気込みを語った。
演劇「津軽」は太宰の同名小説を基に長谷川さんが脚本を書き、1944年の太宰と現代の女性紀行作家が、時を超えて津軽を旅する物語とした。10年前に太宰生誕100年記念公演として初演が行われて以来、4回目の上演となる。初演から同じ役で出演し続けている川上さんは、「10年前、太宰に恋していた時間がまた戻ってくることにわくわくしています。またいい時間を津軽で過ごせたら」と笑顔を見せた。
同作に初出演となる新井さんは「もともと太宰が好きで読んでいたので、演じられて光栄。太宰は世界で人気があるので、日本だけでなく、いろいろなところに発信したい」と話した。長谷川さんは「10年たち、川上さんとどう作っていけるかが楽しみ。また、新井さんは太宰が亡くなった時と同じくらいの年齢なので、当時の太宰を等身大で演じられる。現在の同年代の人たちとの感覚の違いを描きたい」と意気込んだ。
同作には伊勢未知花さん、中国人女優の李丹さん、県立美術館演劇部員、弘前市の豊田児童センター一輪車クラブのメンバーらも出演する。9月13~16日に同館野外特設ステージで上演する。チケットは7月下旬に発売予定。
演劇「津軽」は太宰の同名小説を基に長谷川さんが脚本を書き、1944年の太宰と現代の女性紀行作家が、時を超えて津軽を旅する物語とした。10年前に太宰生誕100年記念公演として初演が行われて以来、4回目の上演となる。初演から同じ役で出演し続けている川上さんは、「10年前、太宰に恋していた時間がまた戻ってくることにわくわくしています。またいい時間を津軽で過ごせたら」と笑顔を見せた。
同作に初出演となる新井さんは「もともと太宰が好きで読んでいたので、演じられて光栄。太宰は世界で人気があるので、日本だけでなく、いろいろなところに発信したい」と話した。長谷川さんは「10年たち、川上さんとどう作っていけるかが楽しみ。また、新井さんは太宰が亡くなった時と同じくらいの年齢なので、当時の太宰を等身大で演じられる。現在の同年代の人たちとの感覚の違いを描きたい」と意気込んだ。
同作には伊勢未知花さん、中国人女優の李丹さん、県立美術館演劇部員、弘前市の豊田児童センター一輪車クラブのメンバーらも出演する。9月13~16日に同館野外特設ステージで上演する。チケットは7月下旬に発売予定。