太宰生誕110年、生家で記念サミット開催

太宰ゆかりの地で活動している人たちが連携の大切さなどを確認したパネルディスカッション

 青森県五所川原市金木町出身の作家太宰治ゆかりの地で継承活動などに取り組む関係者が集まり18日、「第5回太宰サミット」を同町にある太宰の生家「斜陽館」で開いた。出席者は太宰作品の魅力と業績をどのように伝えていくか、連携の在り方を探った。

 サミットは、太宰が1936~37年に暮らした東京都杉並区の下宿「碧雲荘」保存活動を機に始まった。今回は、太宰生誕110年を迎えたことから、生家斜陽館の米蔵で開催した。

 パネルディスカッションには、中央大学名誉教授で、保存運動を進めた「すぎなみ文化協会」の岩下武彦さん、千葉県船橋市にある太宰ゆかりの宿・旅館玉川の海老原義憲さん、太宰の親族で五所川原市で歯科医院院長を務める津島克正さん、外ケ浜太宰会会長の石田悟さんらが参加した。

 活動発表の中で岩下さんは「生誕110年の今年は太宰が居た場所を探っている。今のうちに聞いておかないと分からなくなる」と取り組みを紹介。中泊町の「小説『津軽』の像記念館」元館長の柳澤良知さんは「太宰を知る人やゆかりの場所を記録することが大事。1年後になくなることもある」と指摘した。

 コーディネーターを務めた斜陽館館長の伊藤一弘さんは「太宰を地域づくりに生かすために、地域の歴史や文化を知る必要がある。そこから得た成果を次の世代に伝えることがわれわれの使命」と述べた。

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