
むつ市脇野沢と青森県佐井村の仏ケ浦などを結ぶ観光遊覧船「夢の平成号」の運航期間が10日、始まった。この日は強風のため欠航となったが、市、観光協会、婦人会の関係者や脇野沢小学校児童らが脇野沢港で出発式を行い、多くの観光客の来訪と安全運航を願った。
夢の平成号はこの時期、陸奥湾を回遊するカマイルカを観察するコースが人気。船を運航する市によると、運航した場合、2023年度は9割以上の確率でイルカを見ることができたという。出発式後の取材に対し、山本知也市長は「この船でさまざまな下北の観光資源に行くことができる。船が小さい分、より近くでイルカを見ることもできるので、ぜひ脇野沢に来てほしい」とPRした。
一方、市は23年度、22年4月の北海道・知床半島での遊覧船沈没事故を踏まえた検査基準強化に対応するため、客室前方の非常口を外からも開けられるようにドアグリップを取り付け、船底も改修して硬度を高めるなどハード・ソフト両面の対策に取り組んだ。
例年は4月中旬から運航するが、今季は態勢が整わず、約1カ月遅れでのスタートとなった。イルカウオッチングコースは6月16日まで、仏ケ浦コースは10月14日まで運航。7月22日~10月14日には貝崎周遊・鯛島上陸コースも運航する。運航状況の問い合わせは、むつ湾フェリー脇野沢営業所(電話0175-44-2233、午前8時~午後5時)へ。
夢の平成号はこの時期、陸奥湾を回遊するカマイルカを観察するコースが人気。船を運航する市によると、運航した場合、2023年度は9割以上の確率でイルカを見ることができたという。出発式後の取材に対し、山本知也市長は「この船でさまざまな下北の観光資源に行くことができる。船が小さい分、より近くでイルカを見ることもできるので、ぜひ脇野沢に来てほしい」とPRした。
一方、市は23年度、22年4月の北海道・知床半島での遊覧船沈没事故を踏まえた検査基準強化に対応するため、客室前方の非常口を外からも開けられるようにドアグリップを取り付け、船底も改修して硬度を高めるなどハード・ソフト両面の対策に取り組んだ。
例年は4月中旬から運航するが、今季は態勢が整わず、約1カ月遅れでのスタートとなった。イルカウオッチングコースは6月16日まで、仏ケ浦コースは10月14日まで運航。7月22日~10月14日には貝崎周遊・鯛島上陸コースも運航する。運航状況の問い合わせは、むつ湾フェリー脇野沢営業所(電話0175-44-2233、午前8時~午後5時)へ。