色鮮やか クジャクサボテン寄贈/八戸

自身のコレクションを見せながら、クジャクサボテンの特徴や栽培方法などを解説する笹原さん

 約40年間、クジャクサボテンの育成方法を独自に研究し続けている青森県八戸市の笹原幸雄さん(77)が、自宅で育ててきたコレクションの一部約30点を同市十日市の八戸公園に寄贈した。公園内の緑の相談所には「笹原コレクションコーナー」が設けられ、色鮮やかな花々が見学できる。

 クジャクサボテンは一般的なサボテンとは異なり、砂漠ではなく中南米周辺の森林地帯が原産。風通しのいい涼しい環境を好み、開花日数が1~3日ほどと短く日中に開花するものが多い。

 笹原さんは高校時代、生物科学部に在籍し植物に関心を持った。30代後半の高校教諭時代、クジャクサボテンの花の美しさに感銘を受けて栽培研究を始めた。現在は妻の典子さん(77)とともに約100種類を自宅で栽培している。

 4月28日、寄贈を記念して「クジャクサボテン園芸教室」が開かれ、笹原さんが市民らに鉢植えでの育成方法などを説いた。笹原さんは、自身のコレクションを見せながら「鉢の大きさは5号鉢ぐらいがちょうどいい」「茎節は伸びすぎないよう、適切なタイミングで摘芯を」と育てるポイントを解説していた。

 笹原さんは取材に「一般にクジャクサボテンはあまり知られていないけど、種類によって花の色はさまざまで、大きな花を咲かせるものもある。ぜひ皆さんに見てほしい。興味を持ったら栽培もしてみてもらいたい」と語った。

 同日は八戸公園の指定管理者・三八五流通の狩野光明指定管理部長から泉山元代表取締役社長名の感謝状が笹原さんに手渡された。

八戸市

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