「謹製 津軽たんげ」青森県内販売スタート

統一デザインの観光土産「謹製 津軽たんげ」の県内発売をPRする桜田理事長(左)と河野部長=JR弘前駅の津軽ラウンジ

 津軽地方の観光みやげ19品を真っ赤な金魚ねぷたの統一デザインで売る新ブランド「謹製 津軽たんげ」。1月に東京・銀座の老舗百貨店「松屋」で行われた先行販売では6日間で約千点が売れ、関係者は「統一デザインによる相乗効果は想像以上」と手応えをつかんだ。9日から青森県内での販売が始まり「津軽を代表するお土産ブランドになれば」と期待する。

 津軽たんげは津軽14市町村でつくる観光法人「クランピオニー津軽」(理事長・桜田宏弘前市長)と松屋との連携協定に基づいて企画。日本を代表するグラフィックデザイナー佐藤卓さんが統括し、アップルパイやスチューベンジュース、クマ肉カレーなど10事業者の商品を扱う。

 松屋での先行販売では、同時に行われた計三つの催事の中で最も売れ、売り上げ全体の半分以上を占めた。同社顧客販促部の柴田亨一郎IPクリエイション課長は「かわいい!と手に取ってもらえる。統一パッケージは商品の個性が表れにくい面もあり、心配していたが影響は全くなかった」と喜ぶ。

 同ブランドで黒石バターせんべいなどを販売する富士清ほりうち(青森市)の倉田昌直社長も「統一パッケージが並んだ売り場はすごいインパクト。客が引き寄せられていった」と先行販売の様子を振り返る。

 9日にJR弘前駅内の津軽ラウンジで行われた販売開始セレモニーでは、桜田理事長らがPR。松屋顧客販促部の河野新平部長は「このパッケージを見たら青森のことを思い出すようなブランドに育てたい」と話した。

 商品はふじさき食彩テラス(藤崎町)やA-FACTORY(エーファクトリー、青森市)など7カ所で販売し、12日から津軽こみせ駅(黒石市)が加わる。クランピオニーと松屋は今後も商品の種類を増やす考えだ。

金魚ねぷたと赤いパッケージが目を引く「謹製 津軽たんげ」の陳列棚

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