五所川原中心部でも祝福ムード・尊富士V

尊富士の快挙を祝い、「赤~いりんご」のジュースで乾杯するツアー客たち

 大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士=青森県五所川原市出身=の快挙を受け、祝福の輪が同市中心街でも広がっている。飲食店や観光施設が優勝記念キャンペーンや、偉業をたたえる張り紙の掲示を行っており、ムードを盛り上げている。

 津軽鉄道・津軽五所川原駅前にあるコミュニティカフェ「でる・そーれ」は31日まで、同市名産の「赤~いりんご」のジュースで乾杯してもらおうと、来店客にミニカップ1杯のジュースを無料で提供している。

 26日は「津軽半島周遊日帰りツアー」の団体客が訪れ、笑顔で乾杯。ツアー参加者の葛西承子さん(76)=青森市=は「尊富士は孫のような存在。毎日、相撲を楽しみに見ていた。おかげで夫婦の会話も増えた」と笑った。同店の辻悦子さんは「尊富士の地元を見てみたいと、本来予定になかったのに五所川原を訪れたという人もいた。『尊富士効果』が出ている」とうれしそうに話した。

 五所川原市大町の「立佞武多(たちねぷた)の館」は27日から、1階のオープンカフェで販売している「生姜味噌(しょうがみそ)こんにゃくおでん」を30円値下げし、1本100円で販売する(本数限定)。ゴールデンウイークまで続ける予定。同館は3カ所に「尊富士優勝おめでとう」と書いた大きな張り紙を掲示し、尊富士が地元出身力士であることを観光客にアピールしている。

 尊富士は春場所後半で立佞武多が描かれた化粧まわしを着け、土俵入りを行った。「立佞武多を全国に広めてくれて、ありがたい限り。千秋楽の相撲も感動した」と佐々木基一館長。五所川原立佞武多は、2000年に同市出身の名大関清水川の不撓(ふとう)不屈の精神を表現した大型立佞武多「軍配」が制作されるなど、大相撲ともゆかりがある。佐々木館長は「尊富士には清水川以来の五所川原出身の大関になってほしい」と笑顔で語った。

「立佞武多の館」の館内に掲示されている尊富士の優勝を祝う張り紙


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