「雪の回廊」着々と/八甲田・十和田ゴールドライン

道の両側にそそり立つ雪の壁を削って吹き飛ばし、「雪の回廊」を形作るロータリー車=15日午前、八甲田・十和田ゴールドライン

 冬季閉鎖されている八甲田・十和田ゴールドライン(国道103号)の青森市酸ケ湯-十和田市谷地間で現在、除雪作業が順調に進んでいる。15日は、酸ケ湯ゲートから2キロ付近でロータリー除雪車が道の両脇にそそり立つ雪の壁を削り、「雪の回廊」を形作っていた。

 作業は青森市側(3.2キロ)が2月27日から、十和田市側(4.8キロ)が同26日から始まった。請負業者でつくる「八甲田除雪隊」が連日重機で作業に当たり、現在は5割程度まで進んだ。

 青森側の作見晃一隊長によると、現在の雪の壁の高さは平均約5メートルで、道幅を広げる作業を行った後は6メートル程度になる見込み。今冬は1、2月に暖気が入り雨の日が多かったが、3月は降雪と冷え込みが続き、雪解けが進まず平年並みの高さという。

 作見隊長は「今のところ作業は順調。無理せず事故なく進めたい」と話した。

 ゴールドラインは28日に傘松峠で貫通予定。一般車両の通行は4月1日午前9時から可能になる。


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