石巻産は味が濃い!「出張カキ小屋」にぎわう 秋田市で31日まで

炭火でカキを焼く来場者
 東日本大震災で被災した宮城県石巻市産のカキを食べて復興支援につなげるイベント「出張カキ小屋牡蠣(かき)奉行」が、秋田市中通のにぎわい広場で開かれている。新鮮なカキを炭火焼きで味わおうと、会場には多くの人が訪れた。31日まで。

 カキ小屋は、大型テント内の炭火焼きのこんろで食材を自ら焼く仕組みで営業。来場者は網いっぱいにカキを敷き詰めて加熱し、食べ頃になるとおいしそうに頬張っていた。

 カキは一盛り660円(約1キロ)で提供。ホタテやアカエビなどの海産物、ビールや日本酒なども販売している。

 秋田市茨島の50代男性は「秋田の岩ガキも良いが、石巻の養殖ガキは味が濃くておいしい。来年も開催されたらまた来たい」と語った。

 イベントは、震災で風評被害に遭ったカキの養殖業者らを支援しようと、有志で結成した「かき小屋実行委員会」が2012年から全国各地で開催している。秋田市での開催は9回目。

 東海林渉店長は「震災を風化させないためにも、継続した支援が大事だと思っている。旬のカキを楽しみながら、被災地のことを思ってほしい」と話した。

 午前11時~午後9時(ラストオーダー8時半)。問い合わせは出張カキ小屋牡蠣奉行TEL080・7638・4203

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