音楽も楽しめる桜祭り4月初開催/五所川原

「桜祭りで菊ケ丘運動公園の桜と音楽を楽しんでほしい」と話す佐々木さん=五所川原市の菊ケ丘運動公園

 青森県五所川原市本町でギターの弾き語りなどを楽しめるバー「Acoustic・shin(アコースティック・シン)」を経営する佐々木晋吾さん(46)が、同市の菊ケ丘運動公園で初の桜祭りを開こうと準備を進めている。4月中旬の開催予定で、コンセプトは「桜と音」。特設ステージでのライブなどを計画している。「菊ケ丘公園の桜はきれいなのに、知らない人が多い。桜と音楽を一緒に楽しんでほしい」と意気込んでいる。

 佐々木さんは店を始めて6年目。コロナ禍が終わり、市内で音楽を発表する場を求める若手ミュージシャンの声を耳にするようになった。音楽イベントの開催を模索していたところ、会場の候補として、いつもジョギングで通っていた菊ケ丘公園が頭に浮かんだ。

 佐々木さんは同市出身。ソメイヨシノが連なり、春には花見を楽しめる菊ケ丘公園で桜祭りがないことに以前から「もったいない」と感じており、独自の桜祭りを開こうと決意。管理する市から使用許可を取った。

 開催は4月13、14日の2日間を予定。すでに弘前市の地元アイドルグループ「りんご娘」や地元の若者で結成されたはやし団体「江口會」、アマチュアバンドなどの出演が決まっている。会場には子どもたちがおもちゃづくりなどを楽しめるキッズコーナーを設け、お菓子の無料配布も行う。キッチンカーや飲食ブースも設置する予定だ。

 これまで音楽イベントに出演する側で、主催側に回るのは初めてという佐々木さん。「1年目は手探りのイベントになるかと思うが、老若男女が楽しめる地域のイベントとして定着させ、『音楽の街 五所川原』を復活させたい。人口減少の中、地域の活性化に貢献できればうれしい」と話している。

 事業資金を募るクラウドファンディング(CF)を2月末まで実施している。

 詳しくは佐々木さんのフェイスブックページから見ることができる。問い合わせは佐々木さん(電話080-1804-9995)へ。

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