「漁業や観光に活用」青森で水中ドローン体験会

深水プールで水中ドローン(無人潜水機)の操縦体験を行う参加者ら

 青森市の県総合運動公園内の深水プールで8日、水中ドローン(無人潜水機)の操縦体験会が行われ、参加者らが性能や操縦技術に触れ、今後の活用法や可能性に期待を膨らませた。

 青森ドローンリンクアカデミー(井東恭彦代表)が、7月に県内初となる水中ドローンの民間認定資格取得講習を開催する前に体験会を行った。参加者たちは深さ約4メートルのプールでケーブルとつながった水中ドローンを操作。手元の水中映像を見ながら、本体の向きなどに注意して操縦のコツを教わった。参加者からは「慣れると簡単そう」などの声が上がった。

 参加した潜水業務などを扱う「マリンサービス ライクアドルフィン」の八桁征也社長は「ダイバーが潜る前に水中の様子を見たり、漁業の手伝いや観光にも活用できそうで興味がある」と話した。

 同アカデミーの井東代表は、被災地で行われている海中のがれき調査などの例を紹介し、「技術が進み手軽に扱えるようになったことで、必要性や用途がたくさん出てきた」と、海に囲まれ湖沼も多い青森県での今後の活用に期待していた。

青森市

青森
ねぶたガイド隊、出陣 魅力発信意気込む/青森・ラッセランド
青森
大型ねぶた 武者に魂/青森で制作急ピッチ
青森
青い海と森の音楽祭30日開幕
青森
高倉健さんも飲んだコーヒー「八甲田の残雪」 八甲田ロープウェー、7月5日発売
青森
地域ねぶた 心一つに、青森・高田地区で皮切り