冬の十二湖、まるで水墨画/散策客魅了

真上から見た雪景色の青池。右上はスノーハイクを楽しむ人たち=25日午後、深浦町の十二湖(東奥日報社ドローンから撮影)

 白神山地の麓、青森県深浦町の十二湖で冬季限定のアクティビティー「スノーハイク」が行われ、雪化粧したブナ林や結氷した池などの神秘的な景色が観光客らを魅了している。

 十二湖エリアに通じるゲートは冬季閉鎖され一般車両は通行できないが、「アオーネ白神十二湖」のガイドによる散策ツアーで入ることができる。25日は海外からの観光客など6人が参加。先週の寒気で積雪が増えた、池を巡る約3キロのコースを堪能した。

 青池周辺の積雪は40センチほど。周辺には水墨画のような白黒の景色が広がっていた。参加者らは昔ながらの輪かんじきを履いて、しんとしたブナ林を散策。あちこちに動物の足跡が見られるなど、夏とは違う自然の営みを感じていた。

 家族で参加した弘前市の澤田旭さん(44)は「雪の中の黒っぽい青池が思ったよりきれい。なかなか来られないので新鮮な体験だった」と話した。

 十二湖のスノーハイクは来年3月31日まで。

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