石塚千尋さんがラベル、ビールで巡る県内旅

第1弾のクラフトビール「KUROISHI」。紅葉が舞い散る神社境内を背景に、魔法使いのハナ(右)と弟子のアン(中)が表情豊かに描かれている

 人気漫画「ふらいんぐうぃっち」の作者で弘前市出身の石塚千尋さんが、青森県内40市町村を舞台にした新作漫画を描き下ろし、同市のビール工房とコラボレーションしたクラフトビールを販売するプロジェクトが始まった。5年間かけて各市町村を1カ月半に1本のペースで順番に取り上げ、40“缶”で一つの物語になる。21日、第1弾「KUROISHI(黒石)」が完成した。

 石塚さんとタッグを組む同工房「Be Easy Brewing(ビー・イージー・ブリューイング)」代表のギャレス・バーンズさん(39)は「青森のビールを味わいながら、描かれた場所でのストーリーやイラストを楽しめる。青森に行ってみたいなと思ってもらえるような商品になってほしい」と語る。クラフトビールも毎回違う味わいに挑戦し「幅を見せたい」と意気込む。

 ビールのシリーズ名は「マジックスペル」。魔法使いのハナが弟子のアン、フクロウのココと共に県内各地へ修行の旅に出るストーリーで、各地で出会うオリジナルキャラクターも見どころだ。

 記念すべき第1弾の「KUROISHI」のラベルには、紅葉が舞う神社を背景に、かわいらしいキャラクターたちが魔法の練習をする様子が描かれている。ふらいんぐうぃっち同様、繊細に描き込まれたリアルな背景画も目を引き「実際に現地に行ってみて探してみたくなる」(ギャレスさん)仕掛けがある。

 今回のビールは「ニュージーランドペールエール」を原材料に使い、苦みが少なく、クラフトビール初心者でも楽しめる味わいだ。

 9月に弘前市内で行われた地元クリエーターの交流イベントがきっかけでコラボが実現。石塚さんは「40市町村すべてをイラストにするのは楽しい挑戦でいい経験になりそうだなと思っています」などとコメントを寄せた。

 2200本限定。350ミリリットル缶1本800円。同市の「ギャレスのアジト」のほか、県内のカブセンターやオンラインストアで販売する。

石塚さんの描き下ろし漫画「マジックスペル」をラベリングしたクラフトビールの缶入れ作業を行うギャレスさん(左)=21日午前、弘前市松ケ枝

石塚千尋さんの自画像

弘前市

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