赤やオレンジ、黄色の紅葉が鮮やかなモザイクを形づくるむつ市大畑町の薬研渓流=31日午後、乙女橋付近

 青森県むつ市大畑町の薬研渓流がようやく紅葉の見ごろを迎えた。県内全域が秋晴れとなった31日は、各地からの行楽客が付近の遊歩道を散策、渓流の両岸に広がる自然の美を堪能した。

 奥薬研修景公園レストハウスによると、今季の紅葉は平年より約1週間遅れ。場所により差はあるが、渓流全体では29日ごろから最盛期となり、見ごろは今週いっぱい続くという。渓流は赤いヤマモミジやオレンジのイタヤカエデ、黄色のブナなどが織りなす自然のモザイクに包まれ、流れを横切るつり橋の乙女橋では散策の人々が絶景に見入った。

 八戸市の大角節子さん(71)は、同公園の足湯で疲れを癒やしながら「各地の名所に行っているが、ここの紅葉が最高でした」と喜んだ。一方、レストハウスのフロアマネジャー蛯子春香さん(36)は「猛暑の影響か鮮やかさは去年の方が上。来年はもっと美しくなってほしい」と期待を込めた。

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