初夏の主役 誇らしげ ニッコウキスゲ見ごろ/ベンセ湿原

見ごろを迎えたベンセ湿原のニッコウキスゲ=4日午前、つがる市木造

 4日の青森県内は高気圧に覆われ各地で気温が上がった。八戸、三沢、青森、五所川原の4市で29度を超えるなど、23観測地点のうち16地点で夏日となる暑い一日となった。

 つがる市のベンセ湿原では初夏を彩るニッコウキスゲが見ごろを迎えており、涼風が吹く爽やかな湿原を多くの人が訪れた。この日からは市内の名所を巡る定期観光バスツアー(市観光物産協会主催)も始まり、観光客らがガイドと群落の中の木道をゆっくり散策。ウグイスなど野鳥のさえずりを聞きながら、写真撮影などを楽しんだ。盛岡市の佐藤博さん(72)は「こんなにまとまって咲いているのは初めて見た。天気もちょうど良く花も見ごろで良かった」と目を細めていた。

 同協会事務局の市商工観光課によると、湿原周辺は今週末には開花のピークを迎えるといい、今月中旬までは花を楽しめそう。ツアーは15日まで。

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