ヒバ林散策 心身爽快/奥津軽トレイル

神木「十二本ヤス」を見上げる参加者

 青森ヒバと津軽半島の森に残る津軽森林鉄道跡を巡る「奥津軽トレイル日帰りガイドツアー」(事務局・かなぎ元気村内奥津軽トレイル倶楽部)が本年度も始まった。18日に行われた「青森ひばの神木コース」では、森の中でハンモックに揺られてうたた寝を楽しむなど健康プログラムを取り入れ、参加者が心身をリフレッシュした。

 今年も10月下旬まで「太宰治ゆかりの地コース」など8コース、全延長約115キロを設定(残り7コース)。そのうち、初級・中級の5コースは、健康プログラムを取り入れたDAZAI健康トレイルとした。

 初回の神木コースは16キロの行程で、ヘルスツーリズムの認証を取得している。ガイドを含め一行6人は、山菜談議に盛り上がりながら林道を進んだ。金木川支流にある七ツ滝では、全員が流れに足と手を浸してリフレッシュ、近くの母沢砂防公園で昼食を楽しんだ。

 午後はヒバ林の中にハンモックを張って、木の葉の間からのぞく青空を見ながらうとうと。樹齢800年と言われるヒバの神木「十二本ヤス」では、そのたたずまいに圧倒された。

 弘前市の川嶋通子さん(63)は「ガイドさんからいろいろなことを聞けて楽しかった」、五所川原市の飯塚正子さん(64)は「1日ゆったりのんびり過ごすことができた」と満足そうに話した。

 今後のツアーは以下の通り。

 (2)6月8日「太宰治ゆかりの地コース」(約10キロ)
 (3)6月15日「大倉岳登頂コース」(約21キロ)
 (4)7月20日「自然公園と名水コース」(約15キロ)
 (5)8月24日「山伏の荒行場コース」(約3.5キロ)
 (6)9月28日「みちのく松陰道コース」(約15キロ)
 (7)10月19日「静寂のひば峡道コース」(約24キロ)
 (8)10月26日「眺望山周遊コース」(約11キロ)

 事前予約が必要。問い合わせは奥津軽トレイル倶楽部(電話0173-52-2882)へ。


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