むつのネオン街に活気を、8月キャンペーン

キャンペーンのポスターを手にする瀬川組合長

 コロナ禍で客足が遠のいた夜の街に活気を取り戻そうと、今月上旬、青森県むつ市の田名部地区と大湊地区のスナックやバー16店による「むつ市社交業組合」が発足した。自身もスナックを経営する瀬川顕彰組合長は「ネオンに再び明かりをともし、街を明るくしたい」とPR。8月1日から1カ月間、加盟店に来店すると旅行券などが当たるキャンペーンを行う。

 瀬川組合長は、新型コロナ感染拡大後に市内で20~30店のスナックやバーが廃業したと推測する。コロナの5類移行後、各種団体の会合や飲食店の来店客は増えているものの、スナックやバーの客数は伸び悩んでいるという。瀬川組合長は「コロナ禍で、1次会が終わったらスナックに行くという流れが途絶えてしまった。従業員が辞めた店も多く、苦境から抜け出せない状態」と説明する。

 この状況を打破し復活への道筋をつけようと、同組合は発足記念キャンペーンを企画。期間中に加盟16店を訪れた先着約1500人にボールペン、抽選で1人に5万円相当のペア旅行宿泊券をプレゼントする。

 さらに、むつ市料理飲食店組合がキャンペーンをバックアップ。加盟する20店を訪れると、抽選で各店10人程度に同組合の加盟全店で利用できる2千円分のクーポン券などを贈る。

 瀬川組合長は「どの店も、初めて来た人でも気軽に安心して楽しめる雰囲気づくりを心がけている。コロナ禍前に戻った祭りやイベントをきっかけに夜の街を訪れてほしい」と話した。

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