2018年以降、青森県五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)の館」に展示されてきた大型立佞武多「稽古照今(けいこしょうこん)・神武天皇、金の鵄(とび)を得る」の解体作業が18日、同館で行われ、関係者が別れを惜しんだ。
「稽古照今-」は、現在は青森ねぶた祭のねぶた師としても活躍する福士裕朗さんが制作。18、19年の夏祭り「五所川原立佞武多」に出陣し、多くの観客を魅了した。3年参加したものは翌年解体されることになっているが、コロナ禍で20、21年と祭りが中止されたため、「稽古照今-」は22年も出陣。結果的に大型立佞武多では最も長い5年間にわたり、同館に展示されてきた。
18日は作業員十数人が午前8時から解体に従事。高さ23メートルある立佞武多を分割し、クレーンで床に下ろしていった。各パーツは今後処分されるが、張られていた和紙の一部は、灯籠やうちわなどの材料として再利用される。
作業を見守った佐々木基一館長は「横幅もあり、これまでで最も大きな立佞武多だった。本当にありがとう、という思いです」と語った。「稽古照今-」に代わる新作「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」は、19日から組み立て作業が行われる。
「稽古照今-」は、現在は青森ねぶた祭のねぶた師としても活躍する福士裕朗さんが制作。18、19年の夏祭り「五所川原立佞武多」に出陣し、多くの観客を魅了した。3年参加したものは翌年解体されることになっているが、コロナ禍で20、21年と祭りが中止されたため、「稽古照今-」は22年も出陣。結果的に大型立佞武多では最も長い5年間にわたり、同館に展示されてきた。
18日は作業員十数人が午前8時から解体に従事。高さ23メートルある立佞武多を分割し、クレーンで床に下ろしていった。各パーツは今後処分されるが、張られていた和紙の一部は、灯籠やうちわなどの材料として再利用される。
作業を見守った佐々木基一館長は「横幅もあり、これまでで最も大きな立佞武多だった。本当にありがとう、という思いです」と語った。「稽古照今-」に代わる新作「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」は、19日から組み立て作業が行われる。