悪天候の中、山頂を目指す「八甲田山の日」記念登山の参加者

 十和田八幡平が国立公園に指定された「八甲田山の日」(7月10日)記念山開き登山大会が9日、八甲田大岳周辺で開かれた。雨が降るあいにくの天気になったものの、青森県外参加を含む約180人が小グループに分かれ、大岳や小岳の山頂を目指した。

 10回目の区切りとなる大会は、新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの開催になった。県内の山岳関係9団体でつくる実行委員会(委員長・服部一雄県山岳連盟会長)が主催した。

 酸ケ湯公共駐車場で開会式を行い、服部委員長、青森市の西秀記市長があいさつ、大岳に向かい安全祈願の一礼をした後、出発した。

 登山はいずれも酸ケ湯温泉が発着点で、(A)仙人岱-大岳-毛無岱(B)毛無岱-大岳-仙人岱(C)仙人岱-小岳-仙人岱の3コース。参加者は雨具を着込み、ストックを使うなど山道を慎重に進んだ。

 酸ケ湯周辺は朝から小雨模様で、途中、本降りとなる場面もあった。このため一部を除いて山頂は断念、仙人岱ヒュッテで昼食を取ったり、途中で引き返すグループが多かった。

 小岳を目指した平川市町居、小野淳さん(67)は「参加は初めて。どんな景色が見られるか楽しみにしていたが、悪天候で残念。機会があればまた参加したい」と話した。

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