青森県おいらせ町の人気事業だった「日本一のおいらせ鮭まつり」が事実上の廃止となり、町観光物産協会などでつくる実行委員会(木村雅行委員長)が7月8、9日、同町の下田公園を中心に周辺施設を全面的に使った新たな体験型交流イベント「森の感謝祭」を開く。実行委は町内外にPR活動を展開し、自然豊かな同公園で子どもからお年寄りまで幅広い世代が楽しめるイベントの成功に向けて急ピッチで準備を進めている。
森の感謝祭は旧下田町で1985(昭和60)年に始まった鮭まつりの後継イベント。鮭まつりはサーモンレースやサケ汁の振る舞い、多彩なステージショーが繰り広げられ、人気の「鮭つかみ捕り」は2千匹を超えるサケの使用が国内最多とされ、まつりに「日本一」の冠をつけて開催してきた。町職員総出で準備・運営し、ピークの96年には3万7千人の人出でにぎわった。合併後もおいらせ町の代表的な祭りだったが、新型コロナウイルスの影響、漁獲量減少により、2020年から3年連続の中止が続いた。
町は22年11月、外部評価委員会で鮭まつりの「廃止が妥当」と公表。町の商工観光業界の落ち込みを危惧する関係者がすぐさま代替イベントを検討し、感謝祭を企画した。5月に実行委を組織。開催時期は秋祭りや冬場の開催を避け、7月に決定した。
森の感謝祭は(1)縄文の森イベント広場(2)農村環境改善センター(3)ふるさとの森入り口付近緑地(4)下田公園子供の広場(5)ネーチャーセンター白鳥の家(6)下田公園キャンプ場-の六つのエリアを設定。公園周辺も含め、広く会場を押さえており、駐車場は500台分を確保している。
感謝祭を企画・立案した苫米地義之副委員長は「下田公園は自然豊かでキャンプ場も素晴らしい環境にあり、PRしたいと10年前からイベントを考えてきた。各エリアでは体験イベントの多彩な講師陣がおり、今後もっと体験ブースを増やしたい」と話す。木村委員長も「鮭まつりに替わるイベントで、成功させて毎年続けていきたい」と町商工会の総代会や奉仕活動など機会ある場面で繰り返し協力を呼びかけてきた。
実行委はポスター100枚、チラシ1万5千枚を作製。町ホームページでイベントを告知し、苫米地副委員長が運営する同町の観光農園「アグリの里」でも買い物客にチラシを配ってPRした。
感謝祭はバンドのステージのほか、飲食やキッチンカー、雑貨、フリーマーケットブースなどを設ける。体験型は事前申し込みと、当日受け付けのコーナーもある。問い合わせは町役場商工観光課内の「森の感謝祭」実行委事務局(電話0178-56-4703)へ。
森の感謝祭は旧下田町で1985(昭和60)年に始まった鮭まつりの後継イベント。鮭まつりはサーモンレースやサケ汁の振る舞い、多彩なステージショーが繰り広げられ、人気の「鮭つかみ捕り」は2千匹を超えるサケの使用が国内最多とされ、まつりに「日本一」の冠をつけて開催してきた。町職員総出で準備・運営し、ピークの96年には3万7千人の人出でにぎわった。合併後もおいらせ町の代表的な祭りだったが、新型コロナウイルスの影響、漁獲量減少により、2020年から3年連続の中止が続いた。
町は22年11月、外部評価委員会で鮭まつりの「廃止が妥当」と公表。町の商工観光業界の落ち込みを危惧する関係者がすぐさま代替イベントを検討し、感謝祭を企画した。5月に実行委を組織。開催時期は秋祭りや冬場の開催を避け、7月に決定した。
森の感謝祭は(1)縄文の森イベント広場(2)農村環境改善センター(3)ふるさとの森入り口付近緑地(4)下田公園子供の広場(5)ネーチャーセンター白鳥の家(6)下田公園キャンプ場-の六つのエリアを設定。公園周辺も含め、広く会場を押さえており、駐車場は500台分を確保している。
感謝祭を企画・立案した苫米地義之副委員長は「下田公園は自然豊かでキャンプ場も素晴らしい環境にあり、PRしたいと10年前からイベントを考えてきた。各エリアでは体験イベントの多彩な講師陣がおり、今後もっと体験ブースを増やしたい」と話す。木村委員長も「鮭まつりに替わるイベントで、成功させて毎年続けていきたい」と町商工会の総代会や奉仕活動など機会ある場面で繰り返し協力を呼びかけてきた。
実行委はポスター100枚、チラシ1万5千枚を作製。町ホームページでイベントを告知し、苫米地副委員長が運営する同町の観光農園「アグリの里」でも買い物客にチラシを配ってPRした。
感謝祭はバンドのステージのほか、飲食やキッチンカー、雑貨、フリーマーケットブースなどを設ける。体験型は事前申し込みと、当日受け付けのコーナーもある。問い合わせは町役場商工観光課内の「森の感謝祭」実行委事務局(電話0178-56-4703)へ。