「鶴の舞橋」多彩なアートに 鶴田でフェア

初の企画展「鶴の舞橋 合同アートフェア」で作品について説明する秋庭会長(左)

 鶴田町歴史文化伝承館(旧水元小学校)で、初の企画展「鶴の舞橋 合同アートフェア」が30日まで開かれている。町内随一の観光名所である鶴の舞橋をテーマに、写真や絵画、書、川柳など多彩なジャンルの作品を組み合わせて展示。主催する同館展示ギャラリー活用委員会の秋庭隆貢会長は「作品をコラボレーションさせることで、それぞれの味わい方も増える。町の誇りである鶴の舞橋に思いをはせるきっかけになれば」と話している。

 同委員会は月1回のペースで、書道展や絵画展などを同館で開いている。合同アート展は、いつもと違う展示をしようと秋庭会長が発案。これまで多くの人が絵画や写真などの作品に残してきた鶴の舞橋をテーマに選んだ。

 並ぶ作品は約40点。「山と橋 ダブルキャストの名場面」という川柳の横に、舞橋と天空に浮かび上がる岩木山が写る写真を配置するなど、展示に工夫を凝らしている。

 ほかに、トラックの荷台用シートに描いたペイントアートや、同町在住のアーティスト・サイトウパピコさんのドットアートなども展示。川柳は今回のために、町内で書道教室を開いている笹森典子さんが1句ずつ色紙にしたためた。

 鶴の舞橋は、2023~25年の9~12月期に大規模改修工事が予定されている。秋庭会長は「夢と希望を与えてきてくれた鶴の舞橋は、もうすぐ今の姿を見ることができなくなる。古里の誇りを子どもたちにどう伝えていくか、考えるきっかけにもなってほしい」と話している。

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