青森県十和田市などを流れる奥入瀬川で1日、サクラマス釣りが解禁された。絶好のポイントである同市の御幸橋下流には、美しい魚体と強烈な引きに魅せられた釣りファンが連日、市内外から訪れている。
初日の午前3時40分。東の空が淡いオレンジ色に変わる頃、川の中州には6、7人の姿。立ち並ぶシルエットが、黙々とさおを振っていた。5時過ぎには、十数人が陣取った。
6時半前。釣り糸が水しぶきを上げて走り、長さ8.5メートルの延べざおが大きくしなった。周囲の視線が注がれる中、ようやく引き寄せられた銀鱗(ぎんりん)が、まぶしい輝きを放つ。体長約62センチ。「4キロはあるね。このクラスのはなかなかいない」。岩手県洋野町から毎年訪れているという男性(45)が、声を弾ませた。
ルアーで立て続けに4匹釣り上げた、十和田市内の親子も注目の的だった。「さお先が下がる瞬間、マスがジャンプする瞬間、ばらさないように上げる瞬間。この一瞬に懸けているからね。気分は最高」。釣り歴10年の息子(30)の顔がほころんだ。
同市の奥入瀬川漁協によると、サクラマスの遊漁券(アユなど一般魚種含む)は年券が1万円、一日券2千円。ここ数年は合わせて70枚余り売れているという。漁期は7月31日まで。
初日の午前3時40分。東の空が淡いオレンジ色に変わる頃、川の中州には6、7人の姿。立ち並ぶシルエットが、黙々とさおを振っていた。5時過ぎには、十数人が陣取った。
6時半前。釣り糸が水しぶきを上げて走り、長さ8.5メートルの延べざおが大きくしなった。周囲の視線が注がれる中、ようやく引き寄せられた銀鱗(ぎんりん)が、まぶしい輝きを放つ。体長約62センチ。「4キロはあるね。このクラスのはなかなかいない」。岩手県洋野町から毎年訪れているという男性(45)が、声を弾ませた。
ルアーで立て続けに4匹釣り上げた、十和田市内の親子も注目の的だった。「さお先が下がる瞬間、マスがジャンプする瞬間、ばらさないように上げる瞬間。この一瞬に懸けているからね。気分は最高」。釣り歴10年の息子(30)の顔がほころんだ。
同市の奥入瀬川漁協によると、サクラマスの遊漁券(アユなど一般魚種含む)は年券が1万円、一日券2千円。ここ数年は合わせて70枚余り売れているという。漁期は7月31日まで。