ゴボウ風味「遮っこーら」木造高生が試験販売へ

試験販売する「遮っこーら」をPRする生徒たち

 青森県つがる市の木造高校は27日、市などでつくる「つがるブランド推進会議」と商品開発を進めてきたクラフトコーラ「遮(しゃ)っこーら」を市内2カ所で試験販売する。同市車力地区の名産であるゴボウをふんだんに使い昨年度から試作を重ねてきた。ゴボウの味わいと程よい甘さが特徴。

 同市の農産物の魅力向上が目的で土産品にする構想がある。昨年度の同校3年生3人が試作した段階からゴボウの風味を豊かにしたほか、ゴボウらしい茶色を出すために黒砂糖を入れるなど改良を加えた。商品名は同市の亀ケ岡石器時代遺跡出土の遮光器土偶と、「冷たい」の意味がある津軽弁の「しゃっこい」に由来する。

 本年度は3年生10人が商品化に向け開発を進めている。江良美唯菜(みいな)さんは「試作段階より飲みやすくなった。つがる市のPRのために頑張ってきた先輩たちの思い、私たちの思いが一般の方々に伝わってほしい」と話す。

 27日は、グランドオープンを記念したイベントが開かれる市総合体育館の敷地内と市農産物直売所で、午前10時からそれぞれ限定200本を販売する。1本250ミリリットルで350円(税込み)。


遮光器土偶がデザインされた「遮っこーら」

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