津波の脅威訴えパネル展/鯵ケ沢・弘前

日本海中部地震の甚大な被害を振り返ることができる写真パネル展=23日、鯵ケ沢町の海の駅わんど

 津波で青森県の17人を含む100人が犠牲となった日本海中部地震の発生から26日で40年となる。節目の年に当時の被災状況を思い起こし、「日本海の地震でも津波は起こる」と再認識してもらおうと、鯵ケ沢町教育委員会は25日から、同町の海の駅わんどと弘前市の岩木総合支所で、写真パネル展を開く。

 弘前市教委との共催。鯵ケ沢、弘前の両会場とも、津波で沿岸に大きな被害が出た青森県日本海側の町村が当時発行した、写真記録集の掲載写真を中心に約60点を展示する。津波に洗われる岸壁や転覆した漁船、亀裂が入った道路、曲がった線路など、カラー写真も交え生々しく伝える。

 23日、わんどで開かれた報道向け内覧会で、地震の概要を伝えるパネルを監修した弘前市立博物館の小田桐睦弥学芸員(災害史)は「40年たつと記憶も失われつつあるが、災害は繰り返す。『もう来ない』ではいけない」と語る。

 写真の収集に当たった鯵ケ沢町教委の中田書矢総括学芸員は「昼間の発生で、情報量はすごく多く、まだ収集、整理しきれていない。自分が住む街であった被害は分かっていても、他の街の写真と見比べることで、同じ日、同じ時間に、こんなことが起きていたのかという驚きもあるはず」と話している。

 鯵ケ沢会場は6月11日まで、弘前会場は同9日まで(土日休み)。


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