青森県発 新音楽イベント6月開催

イベントを企画した坂本さん(前列右から3人目)と出演者たち=16日、青森市の青森クオーター

 青森県ゆかりのアーティストによる新たな音楽イベント「HOMETOWN MUSIC LIFE 2023」が6月17、18日の2日間、青森市の「ねぶたの家ワ・ラッセ」西の広場で開かれる。開催1カ月を前に、イベントを企画した南部町出身のシンガー・ソングライター坂本サトルさんが16日、同市で記者会見を開き「青森のエンターテインメントを紹介するようなイベントにしたい」と語った。

 東日本大震災からの復興を願い、東北6県で行われている「東北絆まつり」が本年度は同市で開かれ、同まつりと共同開催の形を取る。坂本さん率いるバンド「JIGGER’S SON(ジガーズサン)」のほか、弘前市在住の音楽家多田慎也さん、三沢市出身の3人組バンド「SWALLOW(スワロー)」、津軽民謡歌手かすみさん、津軽手踊り「石川義梅(よしうめ)会」、南部手踊り「小柴瑩子(えいこ)社中」など多ジャンルのアーティスト・団体が出演する。

 企画を長年温めてきたという坂本さんは「10年ほど前に青森に戻り、青森のエンターテインメントの奥深さを思い知った。南部と津軽という二つの文化を紹介し合うのも大きなコンセプト」と説明。賛同した多田さんは「青森の音楽シーンを盛り上げる起爆剤になる。まずは第一歩を成功させたい」と意欲を示した。

 イベントは両日とも観覧無料で午前11時から。最終日は午後4時20分から「フィナーレ」と称した有料ライブ(全席自由、税込み5千円)を青森市のライブハウス「青森クオーター」で行う。ライブに出演する弘前市のシンガー・ジョナゴールドさんは、東北絆まつりが震災復興の象徴である点に触れ「イベントを楽しむことが復興に関わるきっかけになれば」と話した。

 一般出演者も募集しており、オーディションを行っている。締め切りは5月18日午後11時59分まで。県内在住者か青森県出身者であることが条件。詳しくは同イベントの公式ホームページへ。

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