「ぼたんまつり」1週間早く開幕/南部

昨年より約1週間早く開幕した南部町の長谷ぼたん園の「ぼたんまつり」で花を観賞する園児と保護者

 今年の早い春の訪れに合わせ、青森県南部町の長谷ぼたん園恒例の「ぼたんまつり」が昨年より約1週間早く開幕した。園内にある130種、8千本のボタンの花はまだ一分咲き。会期は28日までで、まつり関係者は「見ごろは今週末から来週後半にかけて」と話す。

 旧南部町時代、住民1人1本を目指して植えたボタンは、恵光院敷地内から、周辺を含め3.3ヘクタールに広がった。ほかにもフジの花やツツジなど、さまざまな花が名久井岳の麓を彩る。

 10日、好天の同園で行った開園セレモニーでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響でここ数年、縮小していた規模を元に戻し、なんぶこども園の年長組園児代表で山田珠蓮(しゅれん)ちゃん、布施充葉ちゃん=ともに(5)=がテープカットに加わり、22人が4年ぶりの「よさこい」を披露した。

 園児たちは青空の下、起伏に富んだ園内を走り回ったり、花の香りをかいだりしながら外遊び。隅美葵(ひまり)ちゃん(5)は「今日は暑いので、半袖でこども園に行った。ここは広くて楽しい」などと話した。

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