黒石高初の情報デザイン科展/14日から弘前

会場で展示される、2年生の文豪等身大創作パネル。(左から)鈴木春菜さん、工藤小春さん、村上舞桜さんは「一緒に撮影もできます。楽しんでくれたらうれしい」

 黒石高校が14、15の両日、青森県弘前市内で「第1回情報デザイン科展」を開催する。昨年閉校した黒石商業高校の半世紀にわたる情報デザイン教育の歩みは、旧黒石高校との統合新設校である同校で脈々と引き継がれている。その教育内容は、コンピューター技術の高度化など時流に合わせながら時代の要請に応え続けている。

 黒石商業高校は1973(昭和48)年、「事務科」「営業科」「情報処理科」「商業デザイン科」の4科で始まった。情報処理科、商業デザイン科は県内初の設置で、中でも公立高校の商業デザイン科は全国でも岐阜三田高校、富山北部高校、和歌山商業高校と同校の4校のみだった。

 79(同54)年に事務科、営業科は「商業科」に、91(平成3)年に商業デザイン科は「情報デザイン科」に学科転換した。

 設立当時の黒石商商業デザイン科と現在の黒石高情報デザイン科の専門科目群を比較すると、かつての美術教育や工業教育を商業教育に取り入れた上で、コンピューターに特化した科目を中心に整理されていることが分かる。

 過去に黒石商、現在は黒石高で、長年情報デザイン教育に携わる菊谷哲教諭は「美的表現方法や論理的思考といったエッセンスが包含されたことで、より幅広い運用、活動が可能になった。デザイン表現もアナログからデジタルに移行し、コンピューター操作についての比重も大きくなってきた」と振り返る。

 黒石高情報デザイン科は2020年4月の統合新設校スタートに伴い新たに開設されて初の1年生を迎え、本年度で1年から3年まで全学年がそろった。21年12月に黒石商の最後の3年生が開いた「情報デザイン科展」を引き継ぐ形で、今回初の展示会を開く。

 実行委員長で同科3年の白戸瑞希さんは「黒石商業で培われた基盤を受け継ぎ、まだ発展途上だが、自分たちの成果、成長を見てもらえるのがうれしい。先生や外部講師、地域の方々などに本当にお世話になった」と感謝する。

 1年生は黒石市内にある文学碑をテーマにした平面作品など、2年生は昨年県近代文学館で開かれた特別展「教室で出会った文学」で展示した文豪の等身大創作パネルなど、3年生は社会問題をテーマにしたポスターや、地域の企業、公的機関と連携した課題研究の成果などを展示する。菊谷教諭は「コロナ禍で教育活動が制限されたため、さまざまなことを再評価し、外部との連携で時代に即した未来創出の機運が醸成されてきた」と言う。

 小野淳美校長は「新しい黒石高校としての取り組みが地域、県内、さらには全国へと広がりを見せている」と生徒たちに期待を寄せている。

 情報デザイン科展は14、15の両日午前10時から午後5時(15日は入場午後4時半まで)、弘前市のさくら野百貨店弘前店4階文化ホールで。

黒石高校第1回情報デザイン科展のポスター。コロナに負けない、との願いを込めて七転び八起きのだるま、バックはスクールカラーのプリンセスブルーを採用した


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