名物大学いも「山田商店」 再び弘前・土手町に

新店舗の営業を始めた山田修次さん。大学いもは100グラム180円の量り売り

 名物大学いも、再び土手町に-。青森県弘前市土手町の「弘前中央食品市場」が3月末に閉店したことに伴い、営業を休止していた「山田商店」が9月、市場向かい側の空き店舗に移転オープンした。親子2代で大学いもを売り60年。愛着ある街角で再出発した。

 1972年開設の同市場には鮮魚店、精肉店など一時30を超えるテナントが入居。屋台での焼きいも販売を経験した山田修三さん(昨年6月死去)が「山田商店」を構えたのは、開設後少したってからだった。研究を重ねた大学いもは、たれをからめるのではなく、砂糖をまぶしたさっぱりとした口当たりが特徴で、やがて市場の看板商品になった。修三さんが亡くなった後は、次男の修次さん(49)が店を守ってきた。

 しかし、時代の流れとともにテナントの撤退が進み、建物老朽化も重なって、市場を運営する協同組合は閉店を決断。山田商店には駅前や城東地区への移転を勧める声も寄せられたが、修次さんは古くからの中心商店街である土手町での営業にこだわった。「父の代から、常連のお客さんや近くの商店主さんに本当にお世話になった。ここで恩返しがしたい」。中土手町商店街振興組合の協力もあり、市場閉店から約半年後の9月18日、土手町に新しい店を開くことができた。

 約10坪の新店舗には、市場のころから使っていた調理道具が並ぶ。店先の立て看板も変えていない。大学いもはもちろん、焼き鳥のメニューも以前と同じだ。修次さんは「お客さんからは『また買えるようになって良かった』『よく土手町に残ってくれた』と声をかけてもらえる。本当にうれしい限り」としみじみと語る。山田商店は毎週木曜定休。大学いもの販売は毎年9月ごろから翌年4月ごろまでの期間限定。

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