大規模アート展 会場はお寺/つがる市木造

ねぷた絵の技法を生かした巨大な絵や、風景写真を活用したアートが飾られている弘法寺

 青森県つがる市木造吹原の「西の高野山 弘法寺」(白戸裕智住職)で展示会「五人展~津軽のArtをお寺から~」が開かれている。ねぶた、ねぷた絵の技法を生かしたアートを中心に300点以上が本堂、広間、通路などに飾られ、斬新な作風と鮮烈な色彩が来場者を魅了している。30日まで。

 寺に足を運んでもらうきっかけづくりが目的。出展者はいずれも津軽地方在住で、津軽錦絵アート作家の仙安(せんあん)さん、ねぷた製作者の飛翔(ひしょう)さん、ねぶた造形作家の工藤友哉さん、津軽伝統ねぷた絵師の玉仙さん、開運絵描きカウンセラーの開運かさこさん。

 高さ2.65メートル、長さ7.2メートルに及ぶ愛染(あいぜん)明王の絵や、青森ねぶた祭、弘前ねぷたまつり、八戸三社大祭をテーマにしたねぷた絵はどれも極彩色。岩木山の風景写真に竜をペイントした優美なアート、火葬場を題材にした刺激的なインスタレーションもある。

 「お寺の中で大規模なアート展は珍しいと思う。どれもオリジナルで飽きることがなく、若い方々にも大変喜んでもらっている」と仙安さん。入場無料で午前9時~午後4時。23日は例大祭のため午後5時まで。

長さ10メートル以上に及ぶねぷた絵も廊下の壁に展示されている

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