奥入瀬渓流 車規制へ/十和田市など今秋実施方針

 国や青森県、十和田市などで構成する奥入瀬渓流利用適正化協議会(会長・小山田久市長)は27日、十和田市役所で本年度の第1回会議を開き、10月下旬の紅葉シーズンに奥入瀬渓流周辺の国道102号で実施する「マイカー交通規制」を3年ぶりに実施する方針を示した。新型コロナウイルスの感染状況や迂回(うかい)路の安全性を確認した上で、9月下旬の第2回会議で実施の可否を正式決定する。

 規制期間は10月27~30日の4日間。規制区間は、奥入瀬渓流区間(惣部交差点-子ノ口交差点、約10キロ)と、七曲区間(子ノ口交差点-青ぶな山交差点、約6キロ)。規制時間は平日(27、28日)が午前10時~午後2時、土日(29、30日)が午前9時~午後3時。

 渓流区間はレンタカーを含む自動車と自動二輪、七曲区間は大型車と特定中型車の乗り入れがそれぞれ規制される。焼山、休屋両地区に駐車場を設け、両地区を結び渓流沿いを走るシャトルバス(1日フリーパス千円)を運行する。

 今年は4日間の規制期間中、観光用の電気バスが低速で渓流沿いを走行する社会実験も初めて行う予定。

 2020、21年のマイカー交通規制は新型コロナ感染拡大の影響で中止された。

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