歌川広重の描く東海道の旅路を再現した「旅する広重プレート」

 弘前市立博物館で開催中の企画展「歌川広重 二つの東海道五拾三次(ごじゅうさんつぎ)」に合わせ、近くにある藤田記念庭園内の「クラフト&和カフェ匠館」が、作品をイメージした3品の甘味「旅する広重プレート」を販売している。

 プレートは、歌川広重(1797~1858年)の代表作「東海道五拾三次」の旅気分を味わえるようにと、ゼリー、もなか、白玉団子で、江戸から京都までの道のりを表現。広重の描く藍色「広重ブルー」のゼリーで空を、スイカで朝焼けを表現し、日本橋の風景を再現。もなかは、江戸時代の旅人たちがかぶっていたすげがさに見立てた。粉砂糖で富士山を描き、府中宿にある安倍川から連想し、白玉団子はきなこで味付けした安倍川餅風にした。

 葛西早苗店長は「企画展と一緒に寄っていただけるとうれしい」と話した。

 価格は660円でドリンクセットは880円(ともに税込み)。販売は企画展に合わせ、7月10日まで。

 企画展は、東奥日報社や弘前市でつくる実行委員会と同博物館が主催。東海道五拾三次は、構図などが違う保永堂版と丸清版の2種類があり、企画展では、大正時代と平成初期の宿場の様子を映した写真とともに楽しむことができる。

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