青森県弘前市の弘前工業高校建築科3年生が、2023年から修復を行ってきた同市追手門広場のミニチュア建造物「かくは宮川デパート」が14日、2年ぶりにもとの姿を取り戻した。組み立てを行った生徒は「先輩たちが続けてきた修復を、自分たちの代で完成できて良かった」と喜んだ。
今回修復されたのは、同市土手町で象徴的存在だったデパートの10分の1スケール模型。広場には、かつて城北公園交通広場にあった歴史的建造物の模型や、07年に新造されたかくは宮川のミニチュアが展示されているが、いずれも老朽化が進んでいるという。
市の依頼で同科が行う修復は、21、22年度の「旧五十九銀行本店本館」に続き2件目。かくは宮川の模型は制作時の図面が残っておらず、各部材は腐食が進んでいたため、ほとんどを新規に制作。実物の写真を参考に、1976(昭和51)年当時の姿を再現した。
この日は、3年生11人が最後の組み立て作業に参加、ヒバの集成材で作った骨組みに外壁や屋根などの部材を丁寧に取り付けた。今後は細部の仕上げを行い、完成は今月中の予定。
屋根の上に「かくは」のシンボルマーク付きの鉄塔を据えた原澤大和さん(18)は「記憶に残っている人が多い建物なので、できるだけ当時の姿を再現したかった」と話した。
今回修復されたのは、同市土手町で象徴的存在だったデパートの10分の1スケール模型。広場には、かつて城北公園交通広場にあった歴史的建造物の模型や、07年に新造されたかくは宮川のミニチュアが展示されているが、いずれも老朽化が進んでいるという。
市の依頼で同科が行う修復は、21、22年度の「旧五十九銀行本店本館」に続き2件目。かくは宮川の模型は制作時の図面が残っておらず、各部材は腐食が進んでいたため、ほとんどを新規に制作。実物の写真を参考に、1976(昭和51)年当時の姿を再現した。
この日は、3年生11人が最後の組み立て作業に参加、ヒバの集成材で作った骨組みに外壁や屋根などの部材を丁寧に取り付けた。今後は細部の仕上げを行い、完成は今月中の予定。
屋根の上に「かくは」のシンボルマーク付きの鉄塔を据えた原澤大和さん(18)は「記憶に残っている人が多い建物なので、できるだけ当時の姿を再現したかった」と話した。