「ねぷた和尚」として親しまれた故・長谷川達温さん(1921~89年)と交流のあった青森県弘前市の齋藤浩さん(78)が、長谷川さんの作品を同市の観光施設・津軽藩ねぷた村に寄贈した。この春から同施設の「ねぷたの間ヤーヤ堂」で常設展示している。
8作品全て、これまで個人で管理していたもので、初めて一般公開される。
長谷川さんは同市の正伝寺の住職で、ねぷた絵師として活躍した。作品を寄贈した齋藤さんの家は同寺の創立に関わっており、寄贈した作品は全て齋藤家のために書かれたものだという。
齋藤さんが作品を保存していた家を解体することになり、寄贈を決めた。ねぷたの鏡絵、見送り絵のほか、齋藤さんに送った直筆の手紙もある。
齋藤さんは「達温さんは穏やかな人だったが大胆な絵を描いた。表はアンバランスさが躍動感を与えており、送り絵は仏画のような静けさがあった」と話す。
自身も職人である同施設の檜山和大助役によると、本来のねぷたに使う染料ではなく、色の濃い顔料を使っているのが特徴で、「染料でないと出しにくい『ぼかし』が出ており、手がかかっているのが分かる」とうなり、「絵を通して今後のねぷたの発展につなげたい」と話した。
8作品全て、これまで個人で管理していたもので、初めて一般公開される。
長谷川さんは同市の正伝寺の住職で、ねぷた絵師として活躍した。作品を寄贈した齋藤さんの家は同寺の創立に関わっており、寄贈した作品は全て齋藤家のために書かれたものだという。
齋藤さんが作品を保存していた家を解体することになり、寄贈を決めた。ねぷたの鏡絵、見送り絵のほか、齋藤さんに送った直筆の手紙もある。
齋藤さんは「達温さんは穏やかな人だったが大胆な絵を描いた。表はアンバランスさが躍動感を与えており、送り絵は仏画のような静けさがあった」と話す。
自身も職人である同施設の檜山和大助役によると、本来のねぷたに使う染料ではなく、色の濃い顔料を使っているのが特徴で、「染料でないと出しにくい『ぼかし』が出ており、手がかかっているのが分かる」とうなり、「絵を通して今後のねぷたの発展につなげたい」と話した。