大型店で八戸えんぶり 1日は中心街で披露

勇壮な摺りを披露する八戸〓(えんぶり)研賛会のメンバー

 2月に開かれる八戸えんぶりが2年連続で中止となり、代替イベント「八戸えんぶりinはちのへホコテン」が5月1日に青森県八戸市中心街で開かれるのを前に、八戸〓(えんぶり)研賛会は4月30日、同市のピアドゥのフードコート東側広場で、えんぶりを披露した。未就学児から60代までのメンバー約60人が、勇壮な摺(す)りや力強い舞で買い物客を魅了した。
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 研賛会は4月10日から、練習会場を2カ所に分けるなど感染対策に配慮し、週3日練習を重ねてきた。30日は、5月8日まで開催中のピアドゥ誕生祭の一環で8演目を演じた。1歳5カ月の時からえんぶりに参加し、大黒舞のリーダーを務める工藤美琴さん(長者中2年)は「1日も精いっぱい踊りたい」と語った。

 同会は八戸えんぶりへの参加のほか、2001年から全国の矯正施設を訪れてえんぶりを披露している。コロナ対策のため、施設訪問は53回目となる19年11月の北海道・釧路刑務支所を最後に休止していたが今後は再開する予定。工藤威美子会長は「メンバー全員、えんぶりが大好き。マスクを着用しながらだが、生き生き演じることができた」と話した。

 代替イベントは、八戸地方えんぶり保存振興会とはちのへホコテン実行委員会が主催。午前11時~午後4時、メインストリート約350メートルとヤグラ横丁が歩行者天国となり、十三日町と三日町にそれぞれ2カ所ずつ設けたスペースで16のえんぶり組が30分程度ずつ披露する。

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