百年食堂・大十の焼きそば さるか荘で復活

厨房で腕ならしのために焼きそばを作る西谷さん

 百年食堂として知られ、昨年6月に閉店した青森県平川市尾上地区の「大十食堂」。看板メニュー「焼きそば」が、同市の市尾上農村環境改善センター「さるか荘」(齋藤英通支配人)の御食事処「もてなし」で29日に復活する。腕を振るう同食堂店主だった西谷豊さん(63)は「食堂の味そのまま。期待に添えるよう頑張る」と意気込んでいる。

 大十食堂は120年以上続く老舗だったが、人手の確保が難しくなったことなどにより、惜しまれながらも閉店。再開を望む声が、常連客などから絶えず寄せられていた。今年2月、西谷さんと齋藤支配人がやりとりする中で、同荘で営業再開する案が浮上、市の協力もあり環境が整った。

 焼きそばは「百年食堂大十屋 豊の焼きそば」として販売。太めのもっちり自家製麺と豚肉、タマネギを炒め、ソースを絡めた濃厚な味。普通盛り600円、大盛り800円で1日100食限定。西谷さんと妻・幸子さんで切り盛りする。

 27日、西谷さんは厨房(ちゅうぼう)で調理の段取りを確認し、「四十数年やってきた。今までと変わらない感じ。数に制限を設けるのは申し訳ないが、誠心誠意、脇目も振らずやっていく」と話した。

 齋藤支配人は「子どものころから食べていた焼きそば。百年食堂の味をなくしてはならないと思った」とし、「焼きそば復活が、地域のにぎわい創出のきっかけになれば」と期待を寄せる。

 営業時間は午前11時~午後3時(ラストオーダー午後2時半)で毎月第3水曜日が休み。持ち帰りの注文・問い合わせは、もてなし(電話0172-57-3367)へ。

大十食堂の味そのままに、約10カ月ぶりに復活する焼きそば

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