春陽 輝く庭園/黒石・金平成園の公開開始

一般公開が始まった金平成園

 青森県黒石市の国名勝・金平成園(かねひらなりえん、別称・澤成園)の本年度一般公開が19日始まり、春の日差しに緑や池の水面が輝きを増している。

 金平成園は津軽の作庭方式「大石武学流(おおいしぶがくりゅう)」にのっとって1892(明治25)年から1902(同35)年にかけて、実業家・政治家の加藤宇兵衛が造った。加藤が「万民に金が行き渡り、平和な世になるように」と願ったことが名称の由来。加藤家の屋号「澤屋成之助」から「澤成園」の別称もある。

 市が加藤の子孫から寄贈を受けて2020年度から、園内の加藤家住宅を含め冬季を除き常時開園している。今年は6月、隣接地に新たに市の図書館が開館することで、園との相乗効果も期待される。

 19日はうららかな陽気に恵まれ、桜も見ごろに。遠く岩木山を見晴るかす園内には小鳥の鳴き声が響き渡った。

 地元の「こみせ観光ボランティアガイドの会」の小野せつ子会長は「街のど真ん中の別世界。一日として同じ景色がないぐらい四季の変化に富んだ庭園と、明治の粋を集めた住宅をじっくり楽しんでほしい」と話していた。

 開園時間は午前9時半~午後4時(入園は午後3時半まで)。月曜日休園。入園料は中学生以下無料、高校生200円、大人400円。

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